ハンナ |
2011年 アメリカ (HANNA)
アクション・犯罪・ミステリー
<監督>ジョー・ライト
<キャスト>シアーシャ・ローナン, エリック・バナ, ケイト・ブランシェット, トム・ホランダー, オリヴィア・ウィリアムズ, ジェイソン・フレミング
<ストーリー>
フィンランドの山奥で、父親(エリック・バナ)に、戦闘テクニックを教えられながら育った少女、ハンナ(シアーシャ・ローナン)が、いよいよ、独り立ちする日が来た。父と別れた彼女は、一人で、山を下りてゆくが・・・。
<感想>
ハンナが、何故、戦闘能力を身につけなければならなかったのか。
冒頭の雪原のシーンでは、彼女の究極のサバイバル能力を見せつけられます。
彼女は、この能力を使って、どこに行って、何をするのか??
彼女が、山を下り、普通の人たちの中に紛れて、目的の地に行く所辺りは、面白いです。
山の中の生活とは全く違う、”普通”の生活に、新鮮な驚きを感じるハンナが、かわいい(^^)。
でも、いったん、自分の身に、危険が降りかかると、冷酷な戦闘マシンに変身するのが、この映画の見どころです。
ただ、残念なのは、彼女が、そんな生活を余儀なくされた背景が、分かって来るほどに、面白味が薄れてしまうこと。
なんだか、そこら辺が、おざなりに感じて、安っぽい映画になったような気がします。
主演のシアーシャ・ローナンは、「つぐない」や「ラブリーボーン」で好演している若手女優ですが、今回の彼女も、なかなかいいです。
厳しい訓練に耐える彼女の中に、見え隠れする普通の16歳の女の子の顔がかわいい(^^)。
ケイト・ブランシェットも、役柄にぴったりなクールさで、良かったです。(2012,07,28)
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