ハンニバル・ライジング |
2007年 アメリカ ホラー・スリラー
<監督>ピーター・ウェーバー
<キャスト>ギャスパー・ウリエル , コン・リー , リス・エヴァンス , ドミニク・ウェスト
<ストーリー>
1944年、リトアニアの戦禍で、家族を失ったハンニバル少年(アーロン・トーマス、ギャスパー・ウリエル)は、8年後、かつて自分が住んでいたレクター城を改装した孤児院に収容されていた。その後、孤児院を抜け出したハンニバルは、唯一の親戚である叔父を捜してパリにやってくるが、叔父はすでに亡く、未亡人となった日本人女性レディ・ムラサキ(コン・リー)と出会うのだった・・・。
<感想>
原作を読む暇もなく、映画が始まってしまったので、ちょっと残念でした。本では、どのように描かれていたのでしょうか。
映画では、ハンニバルの幼少期の悲惨な体験が描かれていて、それが、あのハンニバル・レクターを形成したのかと思わせるのですが、彼の異常性の醸造が、ちょっと薄いなぁという印象です。ハンニバルにしては、なんだか”普通”って感じでしたねぇ。こちらが、異常性になれてしまったからかもしれませんが・・・。
若きハンニバルを演じたギャスパー・ウリエルは、冷酷な美しさを見せてくれて、なかなか良かったのですが、彼が歳を取って、アンソニー・ホプキンスになるとは、どうしても思えなかったのが痛い・・・(^^;。
そして、コン・リーも、美しくてよかったのですが、日本人の私からすると、どうして、ここに、日本人を使ってくれなかったのかと、残念でなりません。やはり日本の女優では、役不足、そして、言葉の壁が厚いということでしょうか。もっと日本人に、頑張って欲しいですね〜〜。
私は、1ヶ月ぐらい前から、家の中でバッハのゴ−ルドベルクをかけて、雰囲気作りをして期待していた割に、ちょっと肩すかし気味でした。(2007,04,23)
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