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ハッピー・エンディング      


2005年 アメリカ コメディー・スリラー   

<監督>ドン・ルース
<キャスト>リサ・クドロー , スティーヴ・クーガン , ジェシー・ブラッドフォード , マギー・ギレンホール , ローラ・ダーン

<ストーリー>
親同士の再婚で、義姉弟になったメイミー(リサ・クドロー)とチャーリー(スティーヴ・クーガン)だったが、なんと、メイミーがチャーリーの子を妊娠してしまう。メイミーは、中絶するために家を離れ、その20年後、メイミーの元に彼女の子供を知っているという、映画監督志望のニッキー(ジェシー・ブラッドフォード)が現れる。一方、チャーリーは、ゲイになり、パートナーと共に生活をしていた・・・。

<感想>
日本未公開の恋愛群像劇です。
キャストが地味な上、複雑な人間関係の群像劇なので、中盤まで少々苦しい映画鑑賞となりました。
でも、彼らのことがよく分かってくると、複雑ながら味のあるストーリー展開で、ぐぐっと面白さが増しました。

メインになるのは、リサ・クドロー演じるメイミーと、スティーヴ・クーガン演じるチャーリーの二人。でもこの二人、とっても地味なんですよねーーー(^^;。しかも、メイミーの気持ちと、何をやりたいのかがイマイチよく分からず、ちょっとドタバタ気味。特にメイミーが、わざわざ、事態をややこしくしているような気さえしました(^^;。
でも、右往左往している内に、どうにかなってしまうところの面白さがこの映画には、感じられました。

そんな感じの地味な映画なのですが、中盤、マギー・ギレンホールの登場によって、物語に華が出ました。彼女の伸びやかな歌声・・・しかもそれがビリー・ジョエルの「オネスティ」だったり「素顔のままで」だったりするのよね〜〜・・・に聞き惚れました(^^)。
彼女の役は、一見、自己中で、即物的で、どうしようもない、ちゃらんぽらんな女。でも、本当は、人の心を思いやる気持を持ち、そして、弱い自分をちゃんと分かっている人のように見えました。

コメディーなので、ゲイだとか、妊娠だとか深刻な問題が出てくるわりに、明るく楽しく見ることが出来ます。
ラストは、ほのぼのした気持になりました。
大好きな群像劇だったのと、マギー・ギレンホールがとても良かったのとで、ちょっと点数を高めに付けました。信用して見て、がっかりした人がいたら、ごめんなさいです(^^;。

エンディングに、何故だか日本語の曲が流れます。日本未公開だったのにね〜〜(^^)。(2008,12,23)



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