シネマチェックトップページ50音別indexハ行index


クライヴ・バーカー ヘルゾンビ      


2006年 アメリカ ホラー

<監督>ハル・メイソンバーグ
<キャスト>ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク , ジョシュア・クローズ

<ストーリー>
ある日突然、全世界の子どもたちが昏睡状態に陥ってしまう。そして、それ以降、子供たちは、眠ったまま、日に2回のケイレン発作を起こす以外は、おとなしくただ眠るだけだった。そして10年後、ある日突然、子供たちが目を覚まし、大人達を殺し始める・・・。

<感想>
日本未公開のホラー映画です。

”ゾンビ”と付いたら何でも見ると思ったら、大間違いよ!!と、ゾンビ好きな私はつぶやきつつも、結局、やっぱり見てしまったのでした。でも、これ、なんと、ゾンビ映画ではなかったです。まんまと、騙されてしまいました・・・(^^;。

映画自体は、ゾンビのような状態の人たちが、人間を襲う恐怖映画なのですが、それプラス、ミステリーというか、とても謎めいた話になっています。
何かしらのメッセージを伝えようとしているのは、映画の中に「怒りの葡萄」が、象徴的に登場することからも分かります。
ただ、困ったことに、私は、「怒りの葡萄」を読んでないので、分かりにくくて、ラストを何度も再生して、繰り返し見てしまいました(^^;。

結局、人間の行動に対する何らかの意志・・・ということでしょうか。
よくある低俗で悪趣味なだけのゾンビ映画よりも、ミステリアスで、まともでしたが、私としては、ラストをもっと分かりやすく描いて欲しかったです。
ちなみに、原題は、「THE PLAGUE」=疫病, 悪疫。こちらの方が、内容に合ってます。

題名の頭に冠しているクライヴ・バーカーという人はこの映画の製作者で、「ヘルレイザー」を監督した方です。私は見たことがないのですが、好きな人には有名なようです。(2009,07,26)



シネマチェックトップへ