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ヒー・セッド、シー・セッド 彼の言い分、彼女の言い分      


1991年 アメリカ コメディー・ロマンス

<監督>ケン・クワピス , マリサ・シルヴァー
<キャスト>ケヴィン・ベーコン , エリザベス・パーキンス , シャロン・ストーン , ネイサン・レイン

<ストーリー>
新聞社で机を並べて仕事していた、プレイボーイのダン(ケヴィン・ベーコン)と、まじめなローリー(エリザベス・パーキンス)は、紙面の論評で、競い合いをさせられ、その記事が話題になり、ついに、TV番組を持つようにまでなる。また、二人の仲も、急速に近づき、結婚間近にまでゆくのだが、ある日、番組中に、ローリーが、ダンに、コーヒーカップを投げつけてしまう・・・。

<感想>
日本未公開のケヴィン・ベーコンのラブコメです。

映画は、まず、ローリーが、TVの生放送中に、ダンにコーヒーカップを投げつけるところから始まります。
いったいどうして、こんな状況になってしまったのか。
その理由を、前半を男性監督が、後半を女性監督が、それぞれ、男の言い分、女の言い分として、描いた作品です。
同じ事柄を、男の目と女の目で見てみると、こんなに違ってくるのだと言うことが、監督の目を通して描かれているわけです。

人によって、物事の考え方は様々で、その違いが面白くて、人気キャスターにまでなった二人。でも、それは、男と女の、結婚という人生の大きな決断に対する考え方の違いになって、二人を引き裂こうとするのです。
まあ、そんなに堅苦しい映画ではなく、軽目のラブコメなので、気楽に見ることが出来ます。
結局、女は、結婚して安定した生活をしたがり、男は、結婚に縛られたくない。というところでしょうか。元々、ダンは、プレイボーイですしね(^^)。

この映画は、男女二人の監督が、それぞれのパートを監督しているというのが、ミソな訳ですが、それによって、この映画が、より面白くなったかというと、そうとも感じられませんでした。かえって、一人の監督が、男女の違いを際だたせて撮った方が、もっと面白かったような気もします。

ダンを演じるのは、まだまださわやかさの残っている30代前半のケヴィン・ベーコン。モテモテ男ぶりがとっても素敵です〜〜(^^)。
ローリーを演じているのは、エリザベス・パーキンス。時代を感じさせるメイクと髪型で登場です(^^)。
「氷の微笑」で、ブレイクする前のシャロン・ストーンがダンの元カノ役で出ていました。

途中、ちょっと中だるみしますが、それなりに面白かったです。何より、ケヴィン・ベーコンが素敵でした(^^)。ただ、DVDは発売されてないようですね。ビデオだけみたいです。(2007,08,01)



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