ハリウッドランド |
2006年 アメリカ 伝記・犯罪・歴史・ミステリー・スリラー
<監督>アレン・コールター
<キャスト>エイドリアン・ブロディ , ダイアン・レイン , ベン・アフレック , ボブ・ホスキンス , ロビン・タネイ
<ストーリー>
1959年6月16日、テレビドラマ「スーパーマン」の主演俳優ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)が自宅で死亡した。そのニュースは、アメリカ中の大人だけではなく子供達までにも衝撃を与えた。自殺とされた彼の死に、納得のゆかない彼の母親は、私立探偵ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)に真相究明を依頼するが・・・。
<感想>
1952年からアメリカで放送されたTVシリーズ「アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン」。その主演俳優、ジョージ・リーブスの自殺の謎を私立探偵ルイス・シモが究明しようとする・・・というストーリーです。
この、スーパーマン俳優の自殺は、実話だそうで、当時も、スキャンダラスな事件として、今も未解決のまま“伝説”となったそうです。
未解決・・・ということは、結局自殺なのか、殺人事件だったのか、分からなかったって事なんですね。
映画は、私立探偵のルイスの視線で描かれ、彼の推理によって、当時の状況が、再現されるようになっています。同時に、ルイスの周りの出来事も描かれているのですが、こちらはもっとスリムにした方が、焦点がぼけずに、スッキリした映画になったような気がしました。
印象的だったのは、スーパーマンとして、有名になってしまったがための男の苦悩。
子供向けのヒーローとして有名になった彼は、私生活においても、ヒーローでいなければならない窮屈さを背負うことになり、また、スーパーマンからの逸脱を世間が許さなかった事で、次第に追い詰められてゆきます。
スーパーマンとして生きる覚悟が出来ていれば、悩むこともなかったのでしょうけれど、人間、そんなに単純じゃないですからねぇ・・・。
この役をベン・アフレックが好演していて、彼の辛さがよく伝わってきました。また、彼は体が大きいので、ビジュアル的にも、スーパーマンっぽくてぴったりでした(^^)。(2008,12,02)
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