犯罪の女王　　　　　　 ２０１６年　韓国　（THE QUEEN OF CRIME） サスペンス・コメディ・ミステリー　　　 ＜監督＞イ・ヨソプ ＜キャスト＞ パク・チヨン , チョ・ボクレ ＜ストーリー＞ 田舎の町で美容院を営んでいるミギョン（パク・チヨン）の自慢は、司法試験の勉強をしている一人息子のイクス（キム・デヒョン）。ある時、イクスから高額な水道料金を払うように頼まれたミギョンは、ソウルの息子のアパートに乗り込んでゆく・・・。 ＜感想＞ この題名から、もっと違う内容を想像していたのですが、すっかりだまされました(^_^;。 実際には、「おばちゃん探偵登場！」とか、そんな感じの内容です。 韓国の英語題が「THE QUEEN OF CRIME」なので、まあ、なんの工夫もない、そのまんまの訳・・・ということでした・・・。 ソウルのアパートに住む息子が、高額の水道料金を請求され、田舎から母親が出てきて、アパートの管理人の所に怒鳴り込む所から話が始まります。 そのアパートというのが、司法試験を受験する人たちの巣窟のようなところで、古く、汚く、狭い部屋が並んでいて、まるでゴミ溜めのような所。 そこには、司法試験浪人１０年とかいう人たちが、命を削って勉強したり、もはや何物でもないような人たちが有象無象に暮らしている、狂気を感じるような場所でした。。 そこに現れたのが、息子を愛する押しの強いおばちゃん。まるで大阪のおばちゃんみたいで、素晴らしい！？(^▽^)。 お顔のお手入れがいいので、黙っていたら、３０代ぐらいにも見える美人なおばちゃんでした。 そんな彼女が、息子に煙たがられながらも、水道料金がらみで、アパートを捜査。そしてついには、殺人事件まで暴いてしまいます。まったく凄すぎですね！！(^▽^)。 コメディータッチのサスペンスなので、楽しく気軽に見ることが出来ました。 それにしても、登場するアパートがすごかったので、２０年ぐらい前の映画かと思いつつ見たのですが、司法試験制度が廃止される（２０１７年）直前の話だったので驚きました。（今は、ロースクールに３年通ってから受験するらしい）(2019,04,09)