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背徳と貴婦人      


2016年 中国・フランス (THE LADY IN THE PORTRAIT)
ロマンス    

<監督>シャルル・ドゥ・モー
<キャスト>ファン・ビンビン, メルヴィル・プポー

<ストーリー>
清の皇帝・乾隆帝の皇后ウラナラ(ファン・ビンビン)は、心寂しい毎日を送っていた。そんなある日、宮廷画家アティレ(メルヴィル・プポー)に肖像画を描かせることにする・・・。

<感想>
この映画の主人公、皇后ウラナラは、実在の人物で、”悲劇の皇后”と言われているそうです。
ただ、彼女についての詳しいことはよく分かっていないらしく、想像をたくましくして、このようなドラマが生まれたものと思われます。

主演は、中国の女優ファン・ビンビン。確かに美しい。
ストーリーが薄いので、まるで彼女を見るためだけの映画のようでした。
もうちょっとストーリー性を持たせたらもっと面白い映画になったのでしょうが、そこは、フランス人の監督、ひたすら優雅で、思わせぶりな映像が静かに続きます。

ちなみに、実際のウラナラ皇后も、映画の中のように、髪を切ったのだそうです。(皇后が髪の毛を切るのは、皇帝が死んだ時だけで、”不吉な事”とされているそうです)

セットや衣装はとてもきれいでしたが、ストーリーが緩慢で、退屈してしまい、久しぶりに”ながら見”してしまいました(^_^;。(2020,07,05)



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