フェイス・オブ・ラブ |
2013年 アメリカ (THE FACE OF LOVE)
ロマンス
<監督> アリー・ポーシン
<キャスト>アネット・ベニング , エド・ハリス , エイミー・ブレネマン , ロビン・ウィリアムズ
<ストーリー>
最愛の夫ギャレット(アネット・ベニング)を亡くして5年。やっと立ち直ったかのように見えるニッキー(エド・ハリス)だったが、やはり、彼がいない生活は寂しかった。そんなある日、ギャレットとうり二つの男性を見かける・・・。
<感想>
彼女の気持ちがよく分かって、泣きながら見ました(T_T)。
30年間も連れ添った夫との突然の別れ。
それも、楽しいリゾート旅行の最中の不慮の事故ともなれば、心の準備も何もないわけで、彼女の悲しみを思うと、心が痛みました。
その後、5年の月日が経てば、表面上は普段の生活に戻ります。
でも、夫との思い出の場所には、なかなか行けず、意を決して行っても、そこかしこに、彼との思い出があり、彼を失ったことの悲しみを再び募らせてしまうのでした。
そんな時、奇跡が起こります・・・。
ここからは、奇跡というよりも、ちょっとしたファンタジーのようにも感じられました。
亡くなった人と似ている人物が現れても、似ていれば似ているほど、ふたりの違いを、より強く感じてしまいそうな気がしますが、彼女の場合は、むしろ、過去と現実との境がなくなってしまったようでした。
それほど強く、亡くなった夫を求めていたということでしょうか。
辛いですねぇ・・・。
複雑な女性の心理をアネット・ベニングが繊細に演じていて、思わず、ニッキーの気持ちにより添いながら見てしまいました。
エド・ハリスが二役しています。
老年の、奥深くて細やかな愛情物語が心に響きました。(2016,02,28)
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