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ふたりの女王 メアリーとエリザベス      


2018年 イギリス (MARY QUEEN OF SCOTS)
歴史劇   

<監督>ジョーシー・ルーク
<キャスト>シアーシャ・ローナン, マーゴット・ロビー , マーティン・コムストン, イアン・ハート, デヴィッド・テナント, ガイ・ピアース

<ストーリー>
フランス王妃だったメアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は、夫の死去により、スコットランドに帰国するが、イングランドの王位継承権を持つ彼女に、イングランド女王エリザベスT世(マーゴット・ロビー)らは、警戒心を抱くのだった・・・。

<感想>
見応えたっぷりの英国王室物語でした。

今までにも、英国の王室映画は、何本も見ましたが、その都度新鮮で(^_^;、系譜がよく分からなかったり、人間関係がこんがらがったりなのですが、今回も、そんな調子で見始めましたが、見ているうちにどんどん映画にのめり込んでゆけました。

しかも、見る前は、ちょっとイメージ違うんだけど・・・と、不安もあったキャストなのですが、二人とも見事な”ふたりの女王”っぷりなのでした。

それにしても、どうして男も女もこんなに権力闘争に血道を上げるのでしょう。王になったところで、大変なことばかりで、ちっとも幸せではないような気がするのですが。
でもきっと、王位継承権があれば、王になるか命を取られるかのどちらかしかないということなのでしょう。

映画の後で、二人の女王や、英国の王の系譜について調べたのですが、あまりに複雑すぎて、挫折(^_^;。
ただ、それぞれの肖像画が、それぞれのキャストによく似ていて、見事だなと思ったのでした(^_^)。

メアリーを演じたシアーシャ・ローナンは、愛する人を夫にしても、後々その夫を見限らなければならないなど、苦渋を味わう悲劇の女王を凜々しく演じ、
一方、エリザベスを演じたマーゴット・ロビーは、生涯結婚することもなく、孤独な人生を送る孤高の女王を気高く演じていました。

「ブーリン家の姉妹」とか「エリザベス」とか、この時代の作品をまた見てみたくなりました。(2021,01,11)



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