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破墓 パミョ      


2024年 韓国 (EXHUMA)
ホラー   

<監督>チャン・ジェヒョン
<キャスト> チェ・ミンシク, キム・ゴウン, ユ・ヘジン

<ストーリー>
韓国のシャーマン、ファリム(キム・ゴウン)は、ある家族からの依頼で、風水師サンドク(チェ・ミンシク)らとともにその墓を調査するが、そこには、恐ろしい秘密が隠されていた・・・。

<感想>
韓国で、大ヒットしたホラー作品なのだそうで、日本公開を楽しみに待ってました。
監督は、先日見たばかりの、あの「サバハ」のチャン・ジェヒョン監督で、なおさら期待が高まります。

パミョとは、邦題にもあるように、”破墓”の意味らしいです。つまり、墓を曝くということでしょうか。それだけでも恐ろしい。
韓国では、昔から、いい方向に墓を作らないといけないという風習があるのは、韓国時代劇を見て知っていたのですが、現代でもこんなことがあるんだと驚きました。もちろん、改葬の理由としては、何か、得体の知れない悪いことが重なるからなのでしょうけど。
日本では、墓地の位置って決まっているのに、韓国では、そんなことないのですね。

ということで、悪い方向にある墓にまつわる恐ろしい話です。
いくつかの章に分かれていて、一つが終わってほっとしたのもつかの間、次の章が始まって、まだ続くのかぁと、ちょっと愕然としました。
ただ、怖さはそれほど強くなかったので、そんなに力を入れずに見ることが出来ました。

中盤になって、その恐ろしさの根源が、日本の武将しかも関ヶ原の武者とかいうところで、テンションだだ下がりになって、がっかり。
未だに、日本を悪者にすると、韓国でははヒットするのかぁと、韓国の方程式に拍子抜けでした。
しかも、関ヶ原の武将が、何故、そんなところに?????わけわかりません。

「サバハ」のように、難解ではなかったですが、映像も思ったほど怖くなく、普通のホラー映画でした。(2024,20,20)






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