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フィリップ、きみを愛してる!      


2009年 フランス コメディー   

<監督>グレン・フィカーラ , ジョン・レクア
<キャスト>ジム・キャリー , ユアン・マクレガー

<ストーリー>
妻子と幸せな生活を送っていたスティーヴン(ジム・キャリー)は、交通事故で瀕死の目にあったことがきっかけになって、自分に正直に生きる事を決心する。まず彼は、自分がゲイであることを告白し、ゲイとしての生活を始める。しかし、ゲイとして生きるには、お金がかかり、いつしか彼は、詐欺を繰り返すようになる・・・。

<感想>
予告編を初めて見たときから、面白そう〜〜!!って思っていましたが、
やっぱり面白かったです(^^)。

コピーで、「あり得ないけど、本当の話」とか「この一言のために、懲役167年」とか書かれていますが、まさにその通りの実話だそうです。
実際、この映画のモデルになったスティーヴン・ラッセルは、現在も刑務所暮らしで、あまりにも脱獄を繰り返すため、23時間拘禁されているそうなんです。

これは、彼の脱獄の物語でもありますが、題名通り、フィリップとの強烈な、愛の物語でもあるんですね〜。

”ゲイ”の嗜好については、とやかくは言えませんし、よくわからないのですが、
この映画の二人の姿を見ると、あぁ、やっぱり”愛”なんだなぁ〜〜と、思います。
愛のためには、どんな困難でも、乗り越えてしまうスティーヴン。
その手法は、褒められることではないですが、その愛の強さだけは、絶賛してもいいのではないでしょうかねぇ(^^)

主演は、フィリップをひたすら愛するスティーヴン役のジム・キャリー。
彼も、今や58歳ぐらいでしょうか。
今回、久しぶりに見て、年取ったな〜〜と思ってしまいました。
これは、実話ということで、実際のスティーヴンに近づこうとしたせいなのかも、途中での激やせのせいなのかもしれませんが・・・。
でも、彼のサービス精神は、そこここに現れていて、さすが、ジム・キャリー!で、楽しめました。

彼の愛するフィリップ役は、ユアン・マクレガー。
彼も、また、うまいんですよ〜。
彼もゲイ役なのですが、やり過ぎでないその演技が、何とも可愛いというか、いじらしいというか、もう、そこはかとなく、いいんですよ〜〜。
彼が映るたびに、思わず、そのたたずまいに、ニヤ〜〜としまいました(^^)。

製作総指揮は、リュック・ベッソン。
やっぱり彼の映画は面白いですね〜(^^)。(2010,03,13)






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