プルートで朝食を |
2005年 アイルランド・イギリス コメディー
<監督>ニール・ジョーダン
<キャスト>キリアン・マーフィ , リーアム・ニーソン , スティーヴン・レイ , ブレンダン・グリーソン , イアン・ハート , エヴァ・バーシッスル
<ストーリー>
生まれてすぐ、母親に捨てられた赤ん坊パトリック(キリアン・マーフィ)は、近所の家に養子として引き取られたが、小さい頃から女の子の物が大好きな子供だった。成長した彼は、家を出て、母親がいるというロンドンへと向かうが・・・。
<感想>
「パニック・フライト」で、気味の悪い犯人を演じたキリアン・マーフィが、なんと、オカマちゃんの役でした。しかも、それが、ぴったりはまっていて、すばらしい。最初は、違和感があったのですが、ブロンドになってからは、美しいこと!こんなにごつい人に女装が似合うとは・・・。こればかりは、やってみないと、分からないものですね〜〜(^^)。
しかも、ちょっと誇張された女性っぽいしぐさも、完璧ですね。すばらしい〜〜(^^)。
映画は、細かく章に別れていて、なんとその数36!さすがに多少、細切れ感がありましたが、その都度、物語にインパクトが出来て、これはこれで面白かったです。
パトリックは、”捨て子”そして”オカマ”という、二つの宿命を背負いながら、生きてゆきます。
ただ、彼が幸せだったのは、自分が、自分自身を否定せず、ありのままに生きてゆけたからでしょうか。映画を見る限り、彼の養母には、毛嫌いされていましたが、幼なじみも彼をよく理解し、その後、彼が様々な場所で出会った人たちも、彼の味方になってしまうように見えました。
テロの犯人として捕まったときでさえ、彼は自分らしさを貫いて、取調官まで感化してしまいましたね〜。
オカマ、ホモ、ゲイなどは、それぞれ微妙に意味が違うらしいのですが、未だによく分かりません(^^;。この彼の場合は、やはり、性同一性障害ということになるのでしょうか。なんにしても、彼は自分のルーツを見届け、これからも、自分らしく、ありのままで生きてゆくのでしょうね。(2007,08,19)
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