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ぼくとアールと彼女のさよなら |
2015年 アメリカ (ME AND EARL AND THE DYING GIRL)
コメディー
<監督> アルフォンソ・ゴメス=レホン
<キャスト>
トーマス・マン , オリヴィア・クック
<ストーリー>
グレッグ(トーマス・マン)は、学校ではどこの派閥にも属さず、なんとなくうまく高校生活を送っていた。そんなある日、幼なじみのレイチェル(オリヴィア・クック)が白血病になり、グレッグは、母親から、彼女と会って話をするように強制される・・・。
<感想>
日本未公開の青春映画ですが、いい作品でした。
誰とも波風を立てることなく、飄々と高校生活を送っているグレッグは、母親の無理難題にも、嫌々ながら従います。
でも、実際問題として、何の興味も、共通の話題もない病気の女の子と過ごす時間なんて、苦行以外の何物でもないはずです(^_^;。
それを、母親に命令されたとはいえ、それなりにこなしてしまうグレッグの優しさ、彼なりの一生懸命さ、そして軟弱さが、彼の最大の魅力となって、この物語を牽引してゆきます。
彼の唯一の趣味として出てくるのが、友人のアールと作る映画作品。
ここには、いろいろな映画の、拙いけれど味のあるパロディー作品が、出てくるので、ちょっと面白いです。
終盤は、涙なくしては見られませんでした。
ティーンエイジャーの闘病ものは色々ありますが、その中でも、心に残る作品となりました。
グレッグが、ラストシーンで、色々見つけるものたちが、様々なことを語りかけてきます。(2017,05,13)
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