ふたつの恋と砂時計：シネマチェック：

ふたつの恋と砂時計　　　

２００５年　韓国　ロマンス

＜監督＞コン・ジョンシク
＜キャスト＞ハ・ジウォン , ヨン・ジョンフン , ヒョンビン

＜ストーリー＞
幼い頃に両親を失ったヨンミ（ハ・ジウォン）には、密かに彼女に金銭的な援助をしたり、プレゼントを贈ってくれる人物がいた。それが誰だか分からないまま、彼女は、その人をあしながおじさんと呼んでいた。そんなある日、彼女は、放送作家としてソウルのラジオ局で働くことになった・・・。

＜感想＞
かわいらしい題名だったので、ハ・ジウォンファンと一緒に見ました。
途中までは、「あしながおじさん」風のファンタジーと、現実的な新人いじめの物語、そして、時空を超えた二つのロマンスが、どうなるんだろうと、普通に楽しめました。
主演のハ・ジウォンも、きれいだし、「宮廷女官チャングムの誓い」のヨンセン役で笑いと涙を誘ったパク・ウネが、違う印象で出ていたのも楽しかったです。

ただ、後半は、脚本が悪いのか、監督の構成力がないのか、がっかりのしっぱなしで、見ていてイライラしてしまいました。そして、支離滅裂のまま、終わってしまうので、見ている方は、ほったらかしにされてしまいます。
しかも、このあしながおじさんは、まるで金に飽かしたストーカーだし、ヒロインは、人のパソコンを無断で使うだけではなく、届いたメールまで勝手に読んでしまうんですよーーー、信じられない(^^;。そのうえ、人助けのように思い上がって、彼らのために手を尽くそうとするなんて・・・もう、あきれて物も言えません(^^;。
途中で、いい方向に向けることも出来たでしょうに、残念な映画です。
これではますます韓国映画から遠ざかりそうな気分です(^^;。(2007,09,04)