バンテージ・ポイント |
2008年 アメリカ アクション・スリラー
<監督>ピート・トラヴィス
<キャスト>デニス・クエイド , マシュー・フォックス , フォレスト・ウィッテカー , サイード・タグマウイ , エドゥアルド・ノリエガ , シガーニー・ウィーヴァー , ウィリアム・ハート , アイェレット・ゾラー , ゾーイ・サルダナ
<ストーリー>
スペインのサラマンカで、テロ撲滅国際サミットに出席した、アメリカ大統領アシュトン(ウィリアム・ハート)のスピーチが始まろうとしていた。その時、突然、広場に銃声が響き渡った。大統領が狙撃されたのだ!その後、爆発も起き、広場は大混乱に陥った。シークレット・サービスのトーマス(デニス・クエイド)とケント(マシュー・フォックス)は、犯人の捜索に奔走するが・・・。
<感想>
面白かったですね〜。映画を見るまでは、出演者の豪華さに、魅力を感じていた映画ですが、見ている最中は、迫力ある映像に、夢中になりました。
大統領の狙撃。そんな緊急事態を、TV局、シークレット・サービス、一般市民など、異なった視点から検証して犯人逮捕へと見ている者を導いてゆきます。
13日の金曜日。12時。そこから始まる映像は、ある時点まで行くと、巻き戻されて、他の人の視点へとバトンタッチされて、また12時から始まります。
最初は、起こった出来事に私自身が驚き(^^;、次は、何がどう起こったのかが分かりはじめ、3回目が終わったあたりで、まだこれを5回も繰り返すの??と、ちょっと思ったのですが、この映画は、そんな甘い映画ではありませんでした。
登場人物たちのその瞬間の行動が分かってくるとともに、新たな事件まで知らされることとなり、真相がもうすぐ分かる?!と思わせておいて、また次の視点へと移動。いったい何が?どうしたの?と、どんどんのめり込んでしまいました。
その上、終盤の、あのカーチェイス!障害物をよけるたびに、私も思わず右に左にと、体を動かしてしまいました(^^)。
そして、ラストは、全ての人の役割と、関わりが分かり、収束します。これは見事でしたね〜〜(^^)。
90分と比較的短い上映時間の中に、ぎっしりと、映画のうまみが凝縮された作品だと思いました。満足満足。(2008,03,08)
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