モガディシュ　脱出までの１４日間　　　　　　 ２０２１年　韓国　（ESCAPE FROM MOGADISHU） サスペンス　　　 ＜監督＞リュ・スンワン ＜キャスト＞ キム・ユンソク, チョ・インソン, ホ・ジュノ, ク・ギョファン, キム・ソジン, チョン・マンシク ＜ストーリー＞ 1991年。アフリカのソマリアで内戦に巻き込まれた韓国大使館員が、ソマリアから脱出するまでを描いた実話。 ＜感想＞ 1991年に、アフリカのソマリアの韓国大使館で起きた実話だそうです。 当時、ソマリアは、ほぼ内戦状態で、危険な状況にあったのですが、当時まだ国連加盟がなされていなかった韓国は、同じく加盟を目指す北朝鮮との間で、熾烈な競争があり、ぎりぎりまでその駆け引きに追われていて、国外脱出が遅れたようです。 その後の脱出劇は、まさに命からがら。 生死を分けた瞬間が何回もあったようです。 映画を見ていても、ハラハラでした。 また、こんな時でも、南北朝鮮の確執は強くて、そんな場合じゃないだろと思いながら、国を背負った大使たちの苦労に、思いを馳せました。 この事実は、長年公にされていなかったそうです。 映画は、臨場感に溢れ、まさにニュース映像のよう。 おそらく、すごくお金がかかった映画なのだと思われます。 一方、この時日本はどうしていたかと調べてみると、１年前には、大使館を閉鎖して、ソマリアから撤退していたようです。よかったよかった。 (2024,06,03)