マリオネット　私が殺された日　　　　　　 ２０１７年　韓国　（MARIONETTE） サスペンス･犯罪　　　 ＜監督＞イ・ハンウク ＜キャスト＞イ・ユヨン, キム・ヒウォン , 　キム・ダミ, イ・ハクジュ ＜ストーリー＞ 女子高生（キム・ダミ）だった被害者を、同級生の男たちが集団で強姦のうえ、ネットで晒した事件から１４年。被害者は、ソリン（イ・ユヨン）と名前を変えて、幸せを掴もうとしていた・・・。 ＜感想＞ これは、韓国で実際にあった事件を元に作られた作品だそうです。 実話だけに、痛ましさが強く伝わってきました。 こういう事件の場合、被害者は、いつまでも救われない。 名前を変え、住むところも変え、年月がたっても、ちょっとした言葉や出来事にも心が竦み、 たとえ、その後幸せな人生を歩んだとしても、心の傷は残り続け、一生消えないのではないでしょうか。 それに対して加害者の罰は軽すぎです。 序盤は、時間が入り組んで描かれていて、惑わされましたが、見ていると、ああ、なるほどなと、分かってきました。 しかし、どこまでが事実なのか分かりませんが、終盤、駆け足になっていて、その点、すっきりしなかったです。 主演は、イ・ユヨン。 高校生時代を演じたのは、「The Witch／魔女」でブレイクする前のキム・ダミでした。(2020,02,04)