マイケル・コリンズ           |  
  
1996年 アメリカ 伝記・歴史・スリラー・戦争    
  
<監督>ニール・ジョーダン 
<キャスト>リーアム・ニーソン ,    エイダン・クイン  ,   アラン・リックマン  ,   ジュリア・ロバーツ  ,   スティーヴン・レイ ,   チャールズ・ダンス  ,   イアン・ハート ,   ジョナサン・リス=マイヤーズ  ,    ブレンダン・グリーソン  
  
<ストーリー> 
1916年に、アイルランドで起こったイースター蜂起で捕らえられたマイケル・コリンズ(リーアム・ニーソン)は、釈放された後も、盟友のイーモン・デ・ヴァレラ(アラン・リックマン)とともに、アイルランド独立運動を続ける。彼は、それまでの武力蜂起をゲリラ戦術に変え、力をつけていった・・・。
  
<感想> 
20世紀初めに実在した政治家で、アイルランド独立運動を指揮し、IRA(アイルランド共和国軍)の幹部であったマイケル・コリンズを描いた名作です。これを見ると、今に及ぶアイルランド紛争の大まかな原因がよく分かります。
  
アイルランドは、700年に及ぶイギリス支配からの独立を勝ち取るために、蜂起を繰り返していたわけですが、それをより戦略的に能率よくゲリラ化(=テロ化)したのが、マイケル・コリンズでした。 
ただ、彼は、表立つことは、ほとんどなく、いわゆる、軍師としての活躍だったようです。 
頭もよく、行動力もある彼は、まさしくカリスマのある指導者でした。数々の問題にぶつかりながら、そして、仲間を失いながらも、盟友であるイーモン・デ・ヴァレラと独立運動を続け、英国との独立交渉にまで漕ぎつけ、”英愛条約”を結ぶのですが、これがまた新たな内紛の原因となってしまうのでした・・・。
  
この頃の彼はまだ20代後半から30代初め。彼のロマンスも、少しだけ描かれていて、ラストは、涙を誘います。彼の恋人キティをジュリア・ロバーツが可憐に演じています。10年前の彼女、かわいい〜(^^)。 
主演のリーアム・ニーソン(北アイルランド出身)は、堂々と、そして熱くマイケル・コリンズを熱演しています。でも、この映画制作時、彼は、実年齢44才ぐらい。だいぶ老けたマイケルでしたねーーー(^^;。 
彼の暗殺者にジョナサン・リス=マイヤーズ(ダブリン出身)発見!メチャ若くてかわいいわ〜〜(^^)。(2007,08,20)
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