マダム・マロリーと魔法のスパイス　　　　　　 ２０１４年　インド・アラブ首長国連邦・アメリカ　（THE HUNDRED-FOOT JOURNEY） コメディー　　　 ＜監督＞ ラッセ・ハルストレム ＜キャスト＞ヘレン・ミレン , オム・プリ , ミシェル・ブラン ＜ストーリー＞ インドでレストランを営んでいたカダム（オム・プリ）は、火事で店と妻を亡くし、フランスで店の再建を図るが、彼らの店の向かいには、ミシュランで１つ星を獲得しているマダム・マロリー（ヘレン・ミレン）のレストランがあった・・・。 ＜感想＞ 格調高いレストランの正面にインド料理店が出来た・・・(^_^;。 全く異なる文化の、ジャンルの違う店なのだから、新しいレストランが出来たって、かまわないと思うのだけど、店の格式とか雰囲気とか、気に入らなかったんでしょうねぇ(^_^)。 ２つの店の間で、レストラン戦争が勃発します。 しかし、いろいろあっても、真の料理人ならば、本当においしい料理には、ジャンルを超えた敬意の念が生まれるもの。 何より、新しいものへの探究心がなければ、成長も出来ないでしょうから。 そんなこんなで、案外、思っていたよりもあっさりと、両者は妥協し、仲良くなってしまいました。 さすが、ラッセ・ハルストレム監督！ハートウォーミング路線です。 ヘレン・ミレンが主役なので、もっと峻烈な両者のやり合いも見たかったですが・・・(^▽^)。 ミシュランについては、日本でも大騒ぎするほどなので、フランスのレストランでは、さらに、大変なことなのでしょう。 それが、毎年更新されるのだから、星をとっても、それを増やすばかりでなく、維持するのだけでも、大変そう・・・(^_^;。日々、努力あるのみですね。 おいしい料理が食べたくなる映画でした。(2016,03,06)