やじきた道中 てれすこ           |  
  
2007年 日本 
時代劇・コメディー    
  
<監督>平山秀幸 
<キャスト>中村勘三郎,  柄本明,  小泉今日子,  山本浩司,  藤山直美,  國村隼,  笹野高史,  松重豊 
  
<ストーリー> 
江戸時代。品川の遊郭の花魁、お喜乃(小泉今日子)は、なじみの職人、弥次郎兵衛(中村勘三郎)に足抜けの相談をしていた。また、弥次さんの幼なじみ、喜多さん(柄本明)は、舞台で大失敗をして、江戸を離れたがっていた。そのため、この3人で、東海道を西へと下る旅をはじめる。
  
<感想> 
先頃亡くなった中村勘三郎さんの追悼鑑賞をしました。 
あんなにお元気そうだったのに、命って儚いですね。
  
「東海道中膝栗毛」でおなじみの、弥次さん喜多さんに加えて、花魁のお喜乃が加わった3人の道中記です。 
そして、「てれすこ」という、聞き慣れない言葉。 
いったい「てれすこ」とは? 
wikiで調べてみると、落語に、この演目がありました。 
落語の筋は、劇中で描かれているとおりもので、それに、弥次さん喜多さん、そして、お喜乃の話を絡ませて、物語はすすんでいきます。
  
想像通り、楽しい時代劇コメディーでした。 
特によかったのは、やっぱり、配役ですね。 
ちょっととぼけた人の良い弥次さんを、中村勘三郎。 
小心者だが、酒が入ると、大暴れする喜多さんに、柄本明。 
おきゃんで、したたかなお喜乃は、小泉今日子。 
三人ともうまいし、それぞれ個性が光っています。
  
道中には、色々なエピソードがちりばめられていて、これなら、続編も出来そうだったのに、作らなかったんですね。今となっては、残念です。(2012,12,09)
 |   
 | 
 |