野獣の血　　　　　　 ２０２２年　韓国　（HOT BLOODED） サスペンス・犯罪　　　 ＜監督＞チョン・ミョングァン ＜キャスト＞ チョン・ウ, キム・ガプス ＜ストーリー＞ 小さな海辺の町クアムで、ホテルのナンバー2として働くヤクザのヒス（チョン・ウ）は、40歳になって、恋人との小さな幸せを見据えていたが、そんな矢先、クアムを巡るヤクザ間の抗争に巻き込まれてゆく・・・。 ＜感想＞ 韓国のヤクザ社会を描いた作品でした。 冒頭は、映画の結末から描かれています。 緊張に顔をこわばらせながら会合に臨む主人公。 彼にいったい何があったのか。 一転、数年前の彼らに話が巻き戻され、ボスの下で責任ある地位を築いている主人公の日常が描かれます。 ヤクザながらそれなりの夢もあり、将来の計画を楽しそうに語る彼でしたが、 裏社会に身を置いている以上、色々なトラブルが彼を襲います。 韓国映画らしく、血みどろ暴力シーンが各所に散りばめられていて、見ているだけで痛いです。 そして、徐々に、主人公の周りの状況が見えてきて、そして、あのラストシーンに繋がってゆくのでした。 死ぬのも、生き残るのも地獄・・・まさしくヤクザの世界です。 さすが役者さん、表情の違いで、その場の雰囲気やそれまでの経緯、彼の感情の推移がよく伝わってきました。 ただ、いつもながら登場人物が多くて、名前と顔が分かりづらく、一回見ただけでは、細かいところまでの理解は、出来なかったようです。 いつものことですが理解度低くて残念です。機会があれば、もう一度見て、理解を深めたい・・・。(2024,01,15)