ヤング≒アダルト |
2011年 アメリカ (YOUNG ADULT)
コメディー
<監督>ジェイソン・ライトマン
<キャスト>シャーリーズ・セロン , パットン・オズワルト , パトリック・ウィルソン , J・K・シモンズ(声の出演)
<ストーリー>
都会で、ヤングアダルト小説のゴーストライターをしている37歳のメイビス・ゲイリー(シャーリーズ・セロン)は、書いている小説も打ち切りになり、将来が見えない状態。そんなある日、高校時代の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)から、赤ちゃん誕生パーティの招待状が届く・・・。
<感想>
高校時代、女王様のようにみんなの注目の的だった女性の、その後の、イタいイタい物語です。
都会に出て、小説を書いているとはいえ、ゴーストライターの身分では、誰も認めてはくれず、
それならばと、生まれ故郷の町に帰れば、また、あの晴れやかな日々が待っているはずと、勘違いしている彼女。
イタくて、見ているのが辛いというか、楽しいというか・・・?!(*^o^*)。
そんなイタい女性を演じるのがあの、美しいシャーリーズ・セロンなのです。
こんな話は、大小の差こそあれ、どこの町にも転がっているかもしれないですね。
狭い町では、ちやほやされても、大都会に行ってしまえば、ただの人・・・。
それならばと、町に戻っても、もう自分の居場所はない。
どれどころか、みんな自分の生活を着々と築きあげていて、自分だけが、取り残され、浮いている感じ。
そして、あろうことか、自分のことを、みんながかわいそうだと思っているなんて!!
車で町にむかう時の彼女のルンルン気分が、思い返せば、痛々しいです(T_T)。
でも、彼女が、こんな状況になった理由も、彼女の言動からうっすらと予想できました。
女王様気取りで、他人のことを少しも思いやれないダメ女。
高校時代に、何も得ることをしなかったら、きっとこんな女になってしまうんでしょうね。
シャーリーズは、相変わらずとても綺麗なのですが、美しい中にも、お疲れメイクが、施されているのか、イタい女・メイビスらしさがにじみ出ていました。
それにしても、かわいそうだからと、赤ん坊のパーディーに夫の元恋人を招待するなんて、それって優しさではなく、究極の意地悪ですね・・・(^_^;。(2015,07,19)
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