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ルート225 |
2005年 日本 ファンタジー
<監督>中村義洋
<原作>藤野千夜「ルート225」
<キャスト>多部未華子 , 岩田力 , 石田えり
<ストーリー>
14才のエリ子(多部未華子)は、母に言われて、帰りの遅い弟のダイゴ(岩田力)を探しに出かける。ダイゴを見つけて、家に戻ろうと、路地を曲がると、そこには海が広がっていた。そんなはずはないと、道を引き返し、もう一度家への道をたどると、無事、家に帰り着くことが出来た。しかし今度は、母がいなくなっていた・・・。
<感想>
エリ子とダイゴに、いったい何が起こったのか・・・?
最初から最後まで、それは謎に包まれていました。
とても困った状況に陥ってしまう姉弟を描いたミステリーファンタジー映画です。本当に、困った状況なのですが、主人公が、14才のエリ子とその弟なので、あんまり深刻ぶった感じがしないのがよかったです。
どんなことが起こっても、エリ子が、「これは、なにかの、ちょっとした間違い」にしてしまおうというところが、笑ってしまいます(^^)。実際、こんなこと、受け入れがたいことですから・・・(^^;。
奇妙な状況の中で、彼女たちなりに、いろんな努力をしていて、どうにかこの状況を打開しようとするのですが、それが、エリ子の性格なのか、なんか明るいんですね。
でも、実は、起こっていることはすごく深刻で、それも、どんどん深刻になっていってしまうのでした。
それなのに、普通にしていようと普通に頑張って、でも、やっぱり、時々、とても悲しくなってしまう二人・・・(TT)。
主演は、多部未華子。いろいろな映画にも出ているようですが、私は、今回初めて彼女を見ましたが、普通にそこら辺にいるような女の子です。そんな彼女が、ちょっと突き放したような普通の女子中学生を好演しています。14才ぐらいの女の子の知人はいませんが、今の女子中学生って、きっとこんな感じなんだろうなぁと思いました(^^)。
未読ですが、藤野千夜さんの原作「ルート225」もいいのでしょう。そして、きっと、脚本も、いいですね〜〜(^^)。
時々、彼女たちの気持ちになりきって、号泣しそうになりました(TT)。
ラストもね、こんな感じですか。
切ないけど、未来に向かう強さが出ていてよかったかな。(2007,10,05)
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