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龍三と七人の子分たち     


2014年 日本
コメディー・やくざ   

<監督> 北野武
<キャスト>藤竜也 , 近藤正臣 , 下條アトム , ビートたけし, 清水富美加

<ストーリー>
元やくざの龍三(藤竜也)は、今や引退して、息子の元で静かに?暮らしていたが、息子(勝村政信)一家が旅行に行っている間に、オレオレ詐欺にだまされそうになる。これではいけないと、昔の仲間達を集めて、組を結成するのだが・・・。

<感想>
洋邦問わず老人映画が好きなので、楽しみに見に行きました。
平日なのに、満席!!
さすが北野パワー、老人パワー!!
すごいですね〜。
観客は90%60才以上と見ました。
60才以上は、いつでも1100円で鑑賞できるので、それも、観客動員の要因でしょうね。
映画館は、他にも、コナン、ドラえもん、ドラゴンボール、シンデレラ目当てのお客さんが一杯で、大盛況でした。

さて、映画の方は、引退した老やくざの奮闘ぶりを、おもしろおかしく描いていました。
外見は普通の老人なので、与(くみ)しやすいと近づいてくる、詐欺師たち。
しかし、実際は、押しも押されぬ元やくざ。
彼の迫力に這々(ほうほう)の体で逃げ出す詐欺師の姿が笑えます。
他にも面白いエピソードがいっぱいあって、劇場内も、笑いで包まれました。
ラストのカーチェイスは、アジア映画を思わすハチャメチャさ。
老人たちの今の時代から少々外れた常識や、おとぼけも、よかったです。

・・・でも、そのひとつひとつが、ボツボツと、ぶつ切れの笑いで、笑いの相乗効果が感じられず、なんだかもったいなかったです。

キャストも、それぞれ個性的でしたが、個人的には、是非とも山崎努さんにも、出ていただきたかったかな。

北野監督は、なんとコメディー映画初監督だとか?。
ビートたけしとして、お笑い界に君臨している監督ですが、映画の笑いとなると、また、ちょっと違うんでしょうかね。(2015,04,27)



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