シネマチェックトップページ＞50音別index＞ラ行index＞リ
リトル・イタリーの恋  |
２００３年 オーストラリア・イギリス コメディー・ロマンス 
＜監督＞ジャン・サルディ
＜キャスト＞ジョヴァンニ・リビシ , アメリア・ワーナー , アダム・ガルシア
＜ストーリー＞
１９５０年代。オーストラリアにあるイタリア人街、リトル・イタリーに住むアンジェロ（ジョヴァンニ・リビシ）とジーノ（アダム・ガルシア）兄弟。二人は、性格は正反対だが、とても仲のいい兄弟だった。アンジェロは、遠く離れたイタリアの地から花嫁を迎えようと手紙の交換をするのだが、いつもうまくいかない。そんなある日、手紙に添える写真をジーノのものとすり替えて出してしまう・・・。
＜感想＞
移民、そして、顔も知らない人との結婚・・・。こんなことが、イタリアでもあったんですね〜〜。日本の歴史にも、同じようなことがありましたが、日本のそれとは、だいぶイメージが違っていました。もちろん、映画だからと言うこともあるのでしょうが、国民性も関係してるのかなぁ。
冒頭にチラリとMelbourneという文字が映る程度で、しばらくは、映画の舞台が、どこなのか分からなかったのですが、それさえ分かれば、この映画のストーリーになじめて、面白くなりました。
一つの大きな間違い・・・これは、アンジェロが故意にしたことですが、そんな彼の気持ちも、それまでの経緯を見ると、よく分かります。でも、その後は、どうするつもりだったのか(^^;・・・やっぱり、してはいけないことでした。彼のしようとしていることが分かったときには、「だめよ、だめ〜〜」と、祈るような気持ちでしたが・・・(^^;。
その後は、コメディーです。そして、大恋愛映画へと繋がってゆきます。
この恋愛話はとてもベタなのですが、どうなるのか、どうするつもりなのか、どうしたらいいのかと、ずっとドキドキしながら見ていました。そして、結局は、おとぎ話のようになってゆくわけなのですが、見ず知らずの人の元へ、たった一人で嫁いでゆく彼女の一途な思いが、胸に迫り、納得できるものとなっていました。
キャストも、よかったです。
ちょっと困ったちゃんのアンジェロお兄ちゃんには、ジョヴァンニ・リピシ。彼は、こういう役がぴったりですね〜〜(^^)。後半は、やけに凛々しくなってしまうのが、ちょっと不自然といえば不自然でしたが・・・(^^;。
弟のジーノには、イケメンのアダム・ガルシア。リピシとどっちがいいかと言われたら、やっぱりこちらでしょうか〜〜(^^)。
そして、花嫁のロゼッタには、とても美しいアメリア・ワーナー。しっかりしているロゼッタ役にぴったりでした。(2007,07,03)
|
|
|
|
|