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ラブ・クライム      


2009年 アメリカ・ドイツ (PERSONAL EFFECTS)
THE BUTTERFLY EFFECT    

<監督>デヴィッド・ホランダー
<キャスト>ミシェル・ファイファー, アシュトン・カッチャー, キャシー・ベイツ

<ストーリー>
双子の姉、アニーを殺されたウォルター(アシュトン・カッチャー)は、同じく、夫を殺されたリンダ(ミシェル・ファイファー)と、裁判所で出会う。その後、リンダと親しくなったウォルターは、リンダの息子で、障害を持つクレイに、レスリングを教えるようになる・・・。

<感想>
ミシェル・ファイファー、アシュトン・カッチャー共演の、日本未公開の人間ドラマです。
アシュトンが出ているので、ラブコメかと一瞬思ったのですが、まじめな切ない系の映画でした。
彼って、おばか映画にもたくさん出てるけど、「バタフライ・エフェクト」のような、切ないラブストーリーの彼も素敵なんですよね(^^)。
そういえば、この映画の原題は、「PERSONAL EFFECTS」。EFFECTSつながりでした(^^)。

冒頭が、とてもわかりにくい映画でした。
難解というのではないけれど、ナレーションと、映像との関連がわかりにくくて、
しばらく”?”が点灯しながらの鑑賞となりました。
これは、ラストまで見ると、その意味が分かってくるのですが、ちょっと映画としては、不親切でした。

でも、色々な事情が分かってくると、映画に引き込まれました。

映画に出てくるのは、犯罪被害者の家族。
身近な人間を殺された悲しみを、どこにぶつけたらいいのか分からずに、苦悩します。
犯人が、分かっていても、分からなくても、そして、その事件に決着が付いたとしても、
死んだ肉親は、もう戻ってこない・・・。
それでも、人は、生きてゆかなければならないのです。

結末が、途中で、予想できてしまったので、「あぁ、ダメよダメ!」などと、呟きながら見る羽目に(^^;。
こういう見方は、ある意味、ドキドキしてしまいますねーーー(^^;。

今回、アシュトンは、レスリングの元選手という役柄なので、いつにもまして、体がデカイ!
髪も短いので、いつもと、ちょっと印象が違っていいました。
映画の中の彼の性格付けも、冒頭の混乱もあって、中盤になって、やっとはっきりと分かってきた感じ。
それまでは、相当怪しい雰囲気でした(^^;。

お相手は、ミシェル・ファイファー。
彼女、この時51歳。
痩せているからか、ずいぶん老けた印象です。
でも、ドレスアップすると、さすが女優!綺麗でした(^^)。

アシュトンの母親役で、キャシー・ベイツが出演しています。
出番は、そんなにないけれど、あるシーンでの演技がすばらしくて、思わず、もらい泣きしてしまいました。(2012,06,16)



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