ローン・サバイバー           |  
  
2013年 アメリカ (LONE SURVIVOR) 
アクション・伝記    
  
<監督>ピーター・バーグ 
<キャスト>マーク・ウォールバーグ ,   テイラー・キッチュ ,   エミール・ハーシュ ,   ベン・フォスター ,   エリック・バナ 
  
<ストーリー> 
アメリカ海軍の特殊部隊”ネイビーシールズ”所属の4人は、タリバンの幹部を見つけ出して、殺害する任務”レッド・ウィング作戦”を決行するが、彼らの前に、予期せぬ出来事が起こる・・・。
  
<感想> 
映画が始まると、ネイビーシールズの訓練の様子が、映し出されます。 
ネイビーシールズとは、高度な水泳と潜水スキルを持ち、極限状態における作業も可能な兵士・・・ということで、その訓練は、過酷を極め、屈強な若者達も、次々と、脱落していきます。 
訓練中に、仮死状態になり、心臓マッサージをしたりと、本当に、もう大変!(T_T)。
  
でも、その訓練が彼らの任務には、必要不可欠だと言うことが、映画を見ると分かります。
  
任務以外では、本当に、普通の若者で、国に帰れば、愛する家族があり、それに関するたわいのない会話などが、ほほえましい。 
でも、それらの普通の生活と、危険な任務とのギャップの大きさが、すさまじいわけで、彼らは、自分の中で、それらをどう折り合いを付けているのでしょうか。 
愛国心?正義感??それともお金のため??? 
とにかく、彼らの存在があるからこそ、アメリカの、そして世界の平和が守られている・・・という気になってくる映画でした。
  
普通の若者のような彼らも、一端任務に就けば、兵士そのもの。そして、その任務に、想定外の事象が起こったときにこそ、彼らの、厳しい・・・厳しすぎる・・・訓練の意味が、分かるのです。
  
任務を帯びた山岳部で、予期せぬ、一般人との遭遇は、彼らの運命を根底から変えてしまいました。 
彼らのその時の判断は正しかったのか、そして、彼らと、圧倒的な武力を持つ200人のタリバンとの戦いの結末は・・・。
  
題名と予告編から、結末は、予想されるので、いつ悲劇的なことが起きるのかと、心臓バクバクで、見ていました。 
岩場の急斜面からの”落下”など、普通では、考えられないような行動も、彼らの訓練のたまものです。 
迫力ある映像は、彼らの体の痛みや、どんな状況においても、”生き残る”ために、希望を捨てないその姿、精神力が痛いほど感じられて、感動的でした。 
普通の人なら、命がいくつあっても足りない、まさに、超人的な体と、精神力でした。
  
この話は、実話なので、エンドロールでは、実際の彼らの写真が、映し出されて、切ないです。
  
ネイビーシールズの年齢制限は、17歳以上28歳以下と言うことなので、主演のマーク・ウォルバーグは、だいぶおっさんっぽかったですが、熱演だったので、OKです(笑)。(2014,03,15)
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