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ラスト・ターゲット          |  
  
2010年 アメリカ (THE AMERICAN) 
犯罪・スリラー    
  
<監督>アントン・コルベイン 
<キャスト>ジョージ・クルーニー	,  	ヴィオランテ・プラシド	,  	テクラ・ルーテン	
  
<ストーリー> 
裏社会を生きているジャック(ジョージ・クルーニー)は、狙撃されたスウェーデンを離れ、イタリアの小さな町に身を潜めることにする。そこで、組織から、新しい仕事を受けるが、彼は、そろそろこの仕事から身を退こうと考え始める・・・。
  
<感想> 
闇社会に生きている主人公ジャックの姿を、淡々と追う物語です。 
あまりに淡々としすぎていて、彼が具体的にどういう仕事をしてきて、組織での立場は、どういったものなのか、はっきりとは分からないのですが、辛抱強く見ている内に、それなりに伝わってくるものがありました。
  
そして、ある時、彼の考えが変化し始めます。 
その一因とも考えられる女性との出会いも、ちっともドラマチックなことはなく、彼のそれまでの生活の延長線上のものだったに違いないのですが、彼の年齢や、過去の出来事とともに、彼の決断に影響したことには間違いないところでしょう。
  
ラストの一発は、とてもショッキングで印象的でした。 
ただ、その理由も、はっきりとは示されず、それが、彼が引退を示唆したからなのか、それともその前からの計画だったのか、どちらにしても、彼にとっては、なんと皮肉な結末だったことでしょう。
  
それにしても、そんな危険人物が、あんな小さな町に潜むなんて、かえって危ないのではないかと思ってしまうのは、素人考えなんでしょうかねぇ(^_^;。
  
主演のジョージ・クルーニーは、沈着に冷酷であったり、淡々とプロとしての仕事をこなしたりと、男の哀愁をたっぷり漂わせていますが、なんとな〜〜〜く、彼とは、イメージが違うような気もしてしまいました。 
まあ、たまには、こんな彼もいいですが・・・。
  
終始淡々としているので、好き嫌いが分かれるかもしれません。 
邦題から来るイメージで、もっと派手な映画を想像して映画を見たら、ちょっとがっかりするかも。(2015,10,18)
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