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ルナ・パパ |
1999年 ドイツ・オーストリア・日本 コメディー
<監督>バフティヤル・フドイナザーロフ
<キャスト>チュルパン・ハマートヴァ , モーリッツ・ブライブトロイ
<ストーリー>
タジキスタンの村で、父と兄(モーリッツ・ブライブトロイ)と3人で暮らすマムラカット(チュルパン・ハマートヴァ)は、女優に憧れる17歳の少女だった。ある晩、暗闇の中で俳優だという男と結ばれ、妊娠してしまう。父親は、怒り狂い、名も顔も分からない「俳優」の男を捜して、国中を歩き回るが、なかなか見つからない。そんなある日、マムラカットは、親切な医者と出会って、結婚することにするが・・・。
<感想>
映画を見ながらどこの国の話かなぁと思っていましたが、旧ソ連のタジキスタンでした。ちょっと馴染みの薄い国ですねぇ。荒涼とした乾いた土地が広がっていましたが、そこで展開する話は、とっても奇妙で、面白いものでした。
なにしろ、あっけらかんとした主人公のマムラカットがとても魅力的です。17歳というわりには、大人っぽい顔立ちで、でも、行動は、やっぱり恐れを知らない少女です。
夢見る少女が、急に現実に戻されてしまうところは痛々しいのですが、娘を幸せにしたいと思う父親の執念はすごい!(^^)。
文化の違いなのか、途中、ファンタジーっぽいところもありますが、ある面では、現実的だったり。でも、ラストは、すご〜〜いことになってしまって、びっくり。あはは〜と、笑うしかないですが、映画を見ていると、彼女を応援したくなってくるので、これで、大団円でしょう。
製作がドイツ、オーストリアそして日本です。33個しか言葉を覚えられない兄を「es [エス]」のモーリッツ・ブライブトロイが楽しく演じていました(^^)。(2008.01.01)
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