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ロ・ギワン |
2024年 韓国 (MY NAME IS LOH KIWAN)
ロマンス
<監督>キム・ヒジン
<キャスト>
ソン・ジュンギ, チェ・ソンウン
<ストーリー>
北朝鮮から脱北したロ・ギワン(ソン・ジュンギ)は、ベルギーで生きる術を求めるが、なかなかうまくいかない。そんな時、韓国出身のマリ(チェ・ソンウン)と出会う。
<感想>
北朝鮮から脱北した青年の物語です。
”脱北”という言葉は、よく聞きますが、その後の彼らのことは、よく知りませんでしたが、この映画は、そのあたりをリアルに描いているようでした。
北朝鮮で生きるのも大変ですが、脱北してからも、苦難は続くのですね。ただ、希望はあるので、それが一番の違いでしょうか。
脱北したロ・ギワンは、ベルギーに渡り、生きる術を手に入れようとするが、それには、大きな難題が幾重にも待ち受けていた。
まず、一番大切なことは、生き延びること。
ベルギーでの難民申請が数カ月もかかり、その間、どうやって生きていけばいいのか。
ベルギーの冬では、それが一番の難関のようでした。
そして、多くの難題にぶつかりながら、人とのつながりによって生き延びてゆく彼。
細身で、一見頼りなさそうな彼でしたが、これが、なかなかどうして、たくましく生き延びてゆくのでした。
彼と出会う女性マリは、また不思議な女性でした。
彼女もまた、必死に生きていこうとしています。
マリを演じたのは、チェ・ソンウンという女優さんですが、化粧によっても、その時の感情によっても、ガラッと顔つきが変わって、まるで別人のようでした。
地味な作品でしたが、二人の主人公によって、ある意味見応えのある作品になっていると思いました。(2024,10,21)
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