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ローズ・イン・タイドランド      


2005年 イギリス・カナダ ファンタジー・ホラー・スリラー   

<監督>テリー・ギリアム
<キャスト>ジョデル・フェルランド , ジェフ・ブリッジス , ジェニファー・ティリー

<ストーリー>
両親ともドラッグ中毒のジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)。ある日、母親がドラッグによって死んでしまう。ローズと父親(ジェフ・ブリッジス)は、アパートを出て、かつて祖母が住んでいた、草原の中の古い家にたどり着く。翌朝、父親もドラッグのために死んでしまい、ローズは、たった一人、その家に残されてしまう・・・。

<感想>
大人のための残酷で、グロテスクなファンタジーといった感じでしょうか。
と言っても、主役、ローズは、10才の夢多き?少女。お友達がいないので、お人形の頭たち!とお話しして過ごします。
そんな彼女の環境は、悪夢のように悲惨です。
両親ともドラッグ中毒で、その注射の準備までローズの役割。彼女は、淡々と、その準備をするのです。まるでこの世界のすべてを見切ったような顔をして・・・。

両親がこの世から姿を消し、草原の一軒家で一人で暮らすことになったローズを助けるのが、これまた奇妙な二人。この二人との出会いによって、ローズの世界は、広がり、そして、閉塞してゆくのでした。

なんとも奇妙で、美しく、そして怖い話です。
この話の映画化の成功を担ったのは、主役のローズを演じたジョデル・フェルランドの存在そのものでしょう。
この怖ろしいストーリーを理解しているのか、それとも、言われたとおりに演じているだけなのか。なにしろ、すごい演技力です。

いかにもテリー・ギリアム風な、わけの分からん映画でしたが、こんな感じの映画、好きですよ〜〜(^^)。(2007,10,11)



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