楽園の夜　　　　　　 ２０２１年　韓国　（NIGHT IN PARADISE） 　　　 ＜監督＞パク・フンジョン ＜キャスト＞オム・テグ, チョン・ヨビン, チャ・スンウォン ＜ストーリー＞ ヤクザの抗争が収まらず、テグ（オム・テグ）の家族が巻き込まれて殺された。テグは、その復讐を果たしてから済州島に身を潜めるのだが、そこで、武器商人の親族の娘・ジェヨン（チョン・ヨビン）と出会う・・・。 ＜感想＞ 韓国ヤクザの抗争の話でした。 韓国のアクション映画は、凄惨血みどろシーンが売りのような所がありますが、この映画は、どの映画よりもその度合いが強かったです。 ヤクザたちの思惑に振り回される主人公テグ。 でも、本人自身も、ヤクザ世界にどっぷりとつかっているわけで、その理不尽さを受け入れるしかないのでした。 途中から登場する余命幾ばくかの少女・ジェヨン。 普段は元気そのもので、ため口、飲酒、水刺身、そして射撃。 その背景には、いつ死んでもいいという、投げやりな思いもあるようでしたが、病気そのものは、大分都合のいい病気のように思われました(^_^;。 そんなジェヨンの並外れた射撃の腕前が、この映画のポイントになるのだろうと思いながら見ていましたが、私の思惑よりは、大分遅くに発揮されたので、自分としてはちょっと残念だったかも。 主演のオム・テグは、初めて見る俳優さんのように思ったのですが、調べてみると、犯罪アクション映画の脇役として、数多くの映画に出演していました。 アクション映画ですが、あまりにも凄惨で、スカッとした感覚にならなかったですが、済州島の水刺身は美味しそうでした(^▽^)。(2023,06,26)