笑う故郷　　　　　　 ２０１６年　アルゼンチン･スペイン　（THE DISTINGUISHED CITIZEN） コメディー　　　 ＜監督＞マリアノ・コーン , ガストン・ドゥプラット ＜キャスト＞ オスカル・マルティネス , ダディ・ブリエバ ＜ストーリー＞ ノーベル文学賞を受賞したアルゼンチン出身のダニエル（オスカル・マルティネス）は、毎日のスケジュール調整に忙しい。そんなある日、故郷のサラスから、名誉市民賞を授与したいという招待状が届く・・・。 ＜感想＞ ４０年前に故郷を出てから、一度も帰郷することのなかったノーベル賞作家ダニエルは、故郷からの招待状に心動かされ、久しぶりに帰る決心をする。 故郷では、最初から思わぬトラブルに見舞われるが、人々のあたたかい歓迎に、戸惑いつつも、懐かしさを感じるのだが・・・。 中盤までは、故郷への凱旋は、やはりうれしいものなんだなと、ちょっとハラハラしつつも、穏やかに見ていられました。 しかし、徐々に、人々との摩擦が起こり始め、終いには、恐ろしいことに・・・。 コメディーですが、終盤は、ホラーのような作品でした(^_^;。 故郷とは言え、実家もない場所に、彼は、長居しすぎたのでしょう。 市民名誉賞だけもらって、一泊ぐらいでさっさと帰ってくれば、いい思い出になったでしょうに。 やはり、人と人との関係って難しいです。 でも、作家なので、こんな体験も”おいしい”のかもしれません(^_^)。 思わぬ展開で、面白く見ることが出来ました。(2019,08,11)