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笑う蛙      


2002年 日本 コメディー   

<監督>平山秀幸
<キャスト>長塚京三 , 大塚寧々 , 國村隼 , 南果歩 , 五十嵐信次郎

<ストーリー>
銀行の金を使い込んで指名手配されている倉沢逸平(長塚京三)は、逃亡のあげく、妻、涼子(大塚寧々)の住む家に隠れようとやってきた。数日の約束で、涼子は、逸平を物置に、かくまうことを承諾するが、その家には、そうとも知らない妻の今の恋人(國村隼)や、妻の親族、そして、逸平の元愛人(南果歩)までが、次々とやってくるのだった・・・。

<感想>
藤田宜永の「虜」という長編小説が原作だそうです。あまりに映画が面白かったので、原作まで読んでみたくなりました(^^)。

怪しげな男が家に侵入するが、なんとその男は、その家に独りで住む女の夫で、逃亡犯だった・・・!この設定からして怪しげで、なんとなく滑稽。そして、その坂の途中にある家に、次から次に彼らに関係する人々がやってきて、騒動を起こしてゆくというお話です。

大塚寧々を初めとする出演者全員が、芸達者に、飄々とした演技を披露してくれて、面白い大人のコメディーになっていました。
皆が皆、胡散臭く、何を考えているか分からない、騙し騙され、また時には本音を言いつつ、話が進みます。
逃亡犯の逸平には、絶体絶命の危機もやってきたり、久しぶりの安らぎの時間を過ごしたり。
大塚寧々演じる涼子が、色っぽい人妻役をやんわりと演じています。
彼女は、セリフが、時々平坦になるのですが、それもまた、一興。映画の中の彼女の嘘があまりにも上手いので、ちょっとあこがれてしまいました(^^)。

舞台となるのが、限られた空間なので、舞台劇にしても面白そう(^^)。(2007,03,07)



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