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ワンダーランド駅で      


1998年 アメリカ コメディー・ロマンス

<監督>ブラッド・アンダーソン
<キャスト>ホープ・デイヴィス , アラン・ゲルファント , フィリップ・シーモア・ホフマン

<ストーリー>
ボストンで看護婦として働くエリン(ホープ・デイヴィス)は、同居していた恋人と別れたばかり。一方、水族館でアルバイトしているアラン(アラン・ゲルファント)は、父親の借金の支払いに追われる毎日。満たされない思いでそれぞれ暮らしている二人の共通点は、ワンダーランド駅を終着駅とする電車で通勤しているということだけだった・・・。

<感想>
”終わり”が”始まり”の映画でした。といっても、見てない人には、分かりませんね(^^)。
出会うべくして出会った二人の、出会うまでを描いた作品です。
女性が、「運命なんか信じない」と言っていただけに、この展開は、面白かったです。

エリンは、恋人と別れ、その空白感を、新聞の恋人募集欄を使ったり、患者との出会いで埋めようとします。アメリカの映画では、たまに出てくる新聞やネットでの恋人募集ですが、実際に、こうゆう使われ方をしているんでしょうかねぇ。日本では、ちょっと胡散臭くて、危険って気がしますが・・・。
一方のアランも、仕事のことや、父親のことが思い通りにいかず、さえない日々を過ごしています。

二人は、赤の他人なのですが、実は、いろいろなシーンで、すれ違ったりしているのです。でも、それを知っているのは、映画を見ている私たちと、神様だけ?!。人との出会いなんて、こんなもんなんですよね。いつも何気なく通り過ぎている日常に、運命は、隠れているのかもしれません。

キャストは、地味で、知っている人といえば、フィリップ・シーモア・ホフマンぐらいでした。エリン役のホープ・デイヴィスも、後で調べてみると、いろいろな映画で見ているはずですが、気がつきませんでした。
でも、こういう映画は、こんな何気ない配役の方が、いいような気がしました。
淡々と流れるようなストーリーですが、最後まで目が離せない魅力のある映画でした。(2007,08,22)



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