００７　スカイフォール　　　　　　 ２０１２年　イギリス・アメリカ　（SKYFALL） アクション・アドベンチャー・犯罪　　　 ＜監督＞サム・メンデス ＜キャスト＞ダニエル・クレイグ, ハビエル・バルデム, レイフ・ファインズ, ナオミ・ハリス, アルバート・フィニー, ベン・ウィショー, ジュディ・デンチ ＜ストーリー＞ ＮＡＴＯが世界中に送り込んでいるスパイのリストが盗まれ、ジェームズ・ボンド（ダニエル・クレイグ）は、Ｍ（ジュディ・デンチ）の指示によって、敵のエージェントを追い詰めるが、味方の銃弾に当たって谷底深く沈んでいく・・・。そして、その後、Mの目の前で、ＭＩ６本部が爆破されてしまう。 ＜感想＞ この作品を見る前に、前作｢慰めの報酬」を再見しましたが、冒頭からの息も継がせぬカーアクションが、秀逸で、やっぱり、すごいね〜、ボンドは！と、感心したので、この新作も、期待して見に行きました。 今回も、最初から、わけも分からない状況で、アクションに突入します。 そして、そのアクションを見ながら、だんだん彼らの状況が分かって来るという案配。 その結果、ボンドは、谷底へ・・・(^^;。 でも、そのままで終わるわけもなく、不死鳥のごとく復活するのだけれど、そこは、リアルさを追求している今回の新シリーズ。 肉体はボロボロで、精神的にも弱さがあり、スパイとしては、もう一流ではなくなって、やたらと、年寄り扱いされてしまうボンドなのでした(^^;。 そして、今回は、今まで、あまり前面に出ることのなかったMとの絡みが多かったのも、見どころです。 Mの世代交代の話も出てきて、そういえば、彼女も、ずいぶんお年を召したなぁと思ったり。 ジュディ・デンチ自身、ずいぶん長くこのシリーズに参加してるんですね。 Q（・・・って、新兵器を作る技術者でしたっけ？）も、驚くほど若返って、新風を吹き込んでいました。 今回のボンド用の新兵器は、個人認証の銃だけだったのかしら？？ アクションは、相変わらず、すごかったです。 特に、前半のバイクアクションと、廃墟でのアクションは、手に汗握りました(^^)。 あんなことや、こんなこと、エージェントってすごい！(^^)。 今回、最強の敵と言われたシルヴァは、途中までは、確かに、すごいんだけど、ちょっと詰めが甘い所が、ご愛敬でしょうか。 最後まで完璧だったら、話が早く終わってしまい、ボンドも、あっさりと死んでしまうかもしれないわけで、このぐらいでちょうどいいかと(^^)。 ラストは、とても驚きました。 こうなるとは！ 良かったと思ったのは、ナオミ・ハリスが演じた、スナイパーのイヴが、とてもかっこよかったこと。 でも、彼女の弾は、ボンドのどこに当たったんでしょう？？(2012,12,09)