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83歳のやさしいスパイ |
2020年 チリ 、アメリカ、ドイツ、オランダ、スペイン
ドキュメンタリー
<監督>マイテ・アルベルディ
<ストーリー>
探偵事務所に雇われたおじいちゃんスパイは、虐待疑惑の老人ホームに潜入して、戸惑いながらもスパイ任務を続けるのだが・・・。
<感想>
スパイ映画です。
といっても、潜入するのは老人ホーム。
なので、潜入するスパイも83歳の高齢者。
しかも、ドキュメンタリーです。アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされました。
ということで、まず、潜入するスパイの人材募集から映画は始まります。
高齢という事で、ミッションを理解し、それを報告しなければならないという難事業。
もう、大変です(^_^)。
ホームの入居者はもちろん、スパイ役のおじいさんも、俳優ではなく、素人のようでした。
その為、臨場感がすごいです。
ホームの皆さんには、”映画の撮影”とだけ伝えてあったようで、最初はぎこちない様子でしたが、そのうち、カメラにも慣れて、通常の雰囲気になっていったようです。
素人スパイのおじいちゃん、装備はメガネに仕込まれたカメラとか、暗号を使った通信とか結構本格的。でも、色々頑張りすぎるので、ちょっとハラハラしたりしましたが、そこも含めてほんわかしました。
この映画を見て思った事は、もし、ホームに、知人がいたら、是非面会に行ってあげてくださいということ。
つれない様子をしていたとしても、心の中では、とてもうれしいに決まっていますから。(2022,04,24)
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