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88ミニッツ      


2007年 アメリカ 犯罪・スリラー   

<監督>ジョン・アヴネット
<キャスト>アル・パチーノ , アリシア・ウィット , エイミー・ブレネマン , リーリー・ソビエスキー , デボラ・カーラ・アンガー

<ストーリー>
9年前に起きた連続猟奇殺人事件の犯人フォースター(ニール・マクドノー)が死刑執行される朝、その事件で証言したFBI異常犯罪分析医ジャック・グラム(アル・パチーノ)の教え子が、同じ手法で殺されているのが発見された。その後、ジャックの携帯に、「お前の命はあと88分だ」という電話がかかってくる。その後、ジャックの周りでは、不可解な出来事が起き、彼は、追い詰められてゆく・・・。

<感想>
たしか、本国アメリカよりも、日本の方が公開日が早かった映画で、あっという間に、日本の公開も終わってしまったんですよね。予告編を見ると、面白そうだったので、見られなくて、ちょっと残念な気がしたのを覚えています。

ストーリーは、「88分後にお前は死ぬ」と、宣告された男の物語で、ドラマ「24」のように、ほとんどリアルタイムで、話が進んでゆきます。
上映時間は107分なので、”88分”以外の20分弱で、9年前に起こった事件のあらましと、人物紹介、状況説明、そして、ラストの話までしなければならず、スリリングと言うより、なんだかバタバタした映画になっていました。
その上、登場人物が多く、しかも、みんなが怪しい・・・(^^;。

話としては面白いのに、リアルタイムにこだわりすぎて、映画の方が雑になっているような感じでした。
どうして?とか、なんで?とか、そういう疑問が次々に湧いてきてしまいました。
おまけにラストになる前に体型で、犯人の予想が付いてしまって、興味が削がれてしまいました。

緊迫のラストも、犯人ひとりで、どうやって?!と、そっちの方が気になってしまって・・・(^^;。
もっとまじめに映画を見ないといけませんね(^^)。

主演のアル・パチーノとリーリー・ソビエスキーは、二人そろってゴールデン・ラズベリー賞にノミネートされてしまいました。大御所といえども、気の抜けないハリウッド界ですね〜〜(^^)。(2009,02,19)



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