50歳の恋愛白書          |  
  
2009年 アメリカ(THE PRIVATE LIVES OF PIPPA LEE) 
ロマンス    
  
<監督>レベッカ・ミラー 
<キャスト> ロビン・ライト・ペン ,   アラン・アーキン ,   マリア・ベロ ,   モニカ・ベルッチ ,   ブレイク・ライヴリー ,   ジュリアン・ムーア ,   キアヌ・リーヴス ,   ウィノナ・ライダー ,   マイク・バインダー 
  
<ストーリー> 
50歳になるピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)は、良妻賢母で、その上、美人。30歳年上の夫ハーブ(アラン・アーキン)と共に、高齢者の住む高級住宅街に移り住んできた。しかし、その落ち着きすぎた環境にピッパは、なかなかなじめず、生活の歯車が狂い始める・・・。
  
<感想> 
50歳で、80歳の夫と共に、隠居生活を送るっていうのは、少々無理なのでしょうねぇ。 
私だったら、まだ、静かな町でゆったり過ごすよりも、 
賑やかな街に出て、映画を見たり、ショッピングに行ったり、もうちょっとアクティブな生活を送りたいだろうなぁと思います。 
年齢的にいうと、やっぱりまだ20年は、早いように思います。
  
けれど、ピッパの若い頃からの話をずっと見てくると、なるほど〜、そういうわけなのね〜と、彼女の気持ちも、分かってきます。 
いわば、夫のハーブは、ムチャクチャな生活を送っていた彼女を、そんな生活から救ってくれた恩人・・・みたいな感じですからね〜。 
その上、彼女には、衝撃的な出来事の存在が、あったわけで、 
そのために、気がつかないうちに、自分を押し殺し、無理をしていたということでしょう。
  
でも、そんなピッパに対して、なんとハーブは・・・(^^;。 
男って、どうしようもないわねーーー。
  
でも、そのおかげで、彼女は、精神的にも、肉体的にも、やっと、解き放たれたのでしょうね。
  
彼女の相手として、キアヌ・リーブスが出てきますが、そんなに絡みは、多くはありません。 
それにしても、キアヌって、こういう役、多いよね〜(^^)。 
そろそろ彼自身も、そんなに若くもなくなって、少々”くたびれたおっさん”になってきたような・・・。 
その辺りの微妙さ加減が、ちょうどいいのかしらね〜(^^)。
  
驚いたのが、ウィノナ・ライダー。 
思わず、年齢確認しちゃいました。38歳! 
ピッパの親友と言うことで、老けメイクをしていたのかしら?? 
38歳の女優には、見えませんでした(^^;。
  
美しかったのは、ピッパの若い頃を演じたブレイク・ライヴリー。 
とってもきれい〜〜!!
  
他にも、豪華出演者、目白押し! 
ただ、この邦題は、センスなさ過ぎ。 
思わずスルーしそうになりました。 
原題「THE PRIVATE LIVES OF PIPPA LEE」の方が、ずっといいわ〜。
  
監督は、アーサー・ミラーの娘でもあるレベッカ・ミラー。 
多才な方のようで、この映画の原作も、彼女自身が執筆。 
夫は、ダニエル・デイ・ルイスなんですと! 
なんだか、才能が集まってますねぇ、この人の周りには・・・(^^)。(2011,02,16)
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