ＡＶＡ　エヴァ　　　　　　 ２０２０年　アメリカ（AVA） アクション・サスペンス　　　 ＜監督＞テイト・テイラー ＜キャスト＞ジェシカ・チャステイン, コモン, ジョン・マルコヴィッチ, コリン・ファレル, ジーナ・デイヴィス, ヨアン・グリフィズ, ジョアン・チェン ＜ストーリー＞ プロの暗殺者、エヴァ（ジェシカ・チャステイン）は、華麗に任務をこなすが、仕事の前に標的にある質問する事で上層部から睨まれていた。そんなある日、大きな仕事をするが、手違いが発生する・・・。 ＜感想＞ 知的な女性の役が多いジェシカ・チャステインのアクション作品です。 なんとこの映画の彼女は、女暗殺人です。 冷酷にそして的確にターゲットを仕留めますが、彼女には一点組織的に見過ごせない部分があった・・・。 細くて、一見華奢に見える彼女ですが、アクションは、なかなかハードで素晴らしかったです。 女の殺し屋の利点は、男がターゲットの場合、ターゲットが油断してしまうという点でしょう。 特に、彼女のように、知的で美しい女性なら、男はついつい気を許してしまいそうです。 なので、乱闘になった時は、彼女にとってちょっと不利。とはいえ、そんな場面でも、彼女のスキルは素晴らしく、窮地を脱してしまいます。 男たちとの格闘では、細い彼女は、絶対的に不利に見えますが、女性の体の柔軟性を利用してうまく男の攻撃をかわしているように見えました。 もちろん彼女のダメージも相当なもので、乱闘の後は、血だらけ、傷だらけ。そんな彼女の様子も素敵でした(^▽^)。 もしかするとシリーズ化を狙っているのかもしれません。 今回は、彼女のバックボーンが多く描かれていて、家族や過去の出来事がよく分かりますが、その部分が、ウエットな感じがして、アクション映画としては少しもったい気がしました。 また、彼女を狙うプロの暗殺者が弱すぎるのもちょっと難でしたねぇ。 主演のジェシカ・チャステインは、ほっそりしていますが、体の動きはとてもよくて、アクションも見応えありました。 彼女の師匠のような存在で、ジョン・マルコビッチが出演していたのもうれしいです。 他の共演者も豪華で、力の入った作品でした。 強い女の映画が好きな方にお薦めです。(2022,06,25)