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2007年 アメリカ ホラー・スリラー
<監督>ウィリアム・フリードキン
<キャスト>アシュレイ・ジャッド , マイケル・シャノン , ハリー・コニック・Jr
<ストーリー>
アメリカのオクラホマ州で、働くアグネス(アシュレイ・ジャッド)は、元夫で暴力的なジェリー(ハリー・コニック・Jr)が、刑務所から出てきたことで、精神的に不安定になっていた。そんな時、親友のRC(リン・コリンズ)から紹介された男ピーター(マイケル・シャノン)を家に泊めることになる。ウマの合う二人は、一緒に暮らし始めるが、そのうち、ピーターが、ベッドに虫がいると言い始める・・・。
<感想>
ニューヨークのオフ・ブロードウェイで評判を呼んだトレイシー・レッツの同名舞台劇の映画化だそうで、なるほど、舞台的な物語で、ほとんどが、小さなモーテルの一室での出来事になっています。
私は、題名と予告編から、てっきり、虫が絡んだパニックホラーだと思っていたら、ホラーと言うよりも、心理劇・・・のような感じの映画でした。
精神的に不安定な女性の家に、一見穏やかそうな男が同居するようになるが、実は、その男には、秘密があった・・・。
その秘密とは??といったような感じです。
観客は、徐々に、彼らの正気を疑い始め、精神的に壊れて行く人間の姿をおぞましく見続ける・・・という感じになるのですが、彼らの反対の立場にいる人間も、これまた怪しいわけで、いったいどっちが本当のことを言っているのか??と思ってしまいます。
でも、常識的には、彼らが狂っている・・・と見えるのですけどね(^^;。
主演二人の演技がすさまじく、アシュレイ・ジャドは、女優がここまでするか?というほど、醜くい姿をさらしつつ、熱演しています。
共演のマイケル・シャノンは、舞台でも、同じ役を演じたとのことで、狂気の果ての、真に迫った怖さを醸し出していました。
彼は、「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」といい、こういう感じの役が多いみたいですね〜(^^)。
ただ、見ていて、決して面白い映画ではなく、お気楽ホラーだと思っていた私は、肩すかし(^^;。
監督は、ウィリアム・フリードキンなんですけどね〜〜(^^)。(2010,01,08)
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