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Dear フランキー |
2004年 イギリス
<監督>ショーナ・オーバック
<キャスト>エミリー・モーティマー , ジャック・マケルホーン , ジェラルド・バトラー
<ストーリー>
船乗りの父親から送られてくる手紙を待つ、難聴のフランキー(ジャック・マケルホーン)。しかし、実際は、暴力的な夫から逃れて、スコットランドを転々と移り住む母親(エミリー・モーティマー)が、父からと偽って出していた嘘の手紙だった。そんなある日、フランキーは、自分の住む町に、父が乗ってる船が停泊することを知る・・・。
<感想>
何しろ、ジェラルド・バトラーが、素敵です。父親役の男性に、あんな素敵な人が現れたら、父親役より、私の彼氏になって!と、強力に迫りそうな自分が怖い・・・(^^;。
でも、彼女には、この時、もちろん、そんな心の余裕はなく、息子のために、なんとか父親役の出来る人を探さなくちゃという気持ちでいっぱいだったのだろうと思います。
それにしても、飲み屋で探したりしても、父親として十分に役を全うできるような人がいるわけもないですよねーーー。
どうも私は、この母親が、すべてを行き当たりばったりにしか生きていないような気がして好きになれませんでした。
最初は、父親がいない子供のことが不憫で始めた手紙作戦だったのでしょうが、子供も9歳にもなったら、次第に何か変だと言うことは分かってしまいますよねぇ。まあ、それは、しょうがないにしても、その後の行動は、納得がいきません。ひょっとすると、逆に子供を傷つけ、更に、自分の幸福まで失いかねないような行動の数々。黙って見つめている彼女の母親の心配も分かりますねぇ。
その点、子供の方が、冷静に自分や、母親、その周りまで見えていたのかもしれません。
このことによって、母親は、成長し、子供もまた、そんな親を見て、成長する。親子って、そういうことなのかもしれないですねぇ。(2006,09,09)
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