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2008年 日本 アクション・アドベンチャー・時代劇    
  
<監督>紀里谷和明 
<キャスト>江口洋介 ,   大沢たかお ,   広末涼子 ,   ゴリ ,   玉山鉄二 ,   佐藤江梨子 ,   戸田恵梨香 ,   りょう ,   藤澤恵麻 ,   小日向文世 ,   伊武雅刀 ,    奥田瑛二 ,  福田麻由子 ,  深澤嵐 ,  佐藤健	
  
<ストーリー> 
1582年。天下統一目前だった織田信長(中村橋之助)は、明智光秀の謀反によって暗殺される。その後、豊臣秀吉(奥田瑛二)が光秀を討ち、天下統一を果たした。しかし、庶民の生活は苦しく、不満はふくれるばかり。そんな時、天下の大泥棒・石川五右衛門(江口洋介)が現れて、人々のヒーローとなるのだった。ある日、五右衛門は、紀伊国屋文左衛門(六平直政)の屋敷に盗みに入り、ある不思議な箱を見つけるのだが・・・。
  
<感想> 
まあ、やりたいことを、とことんやりましたっていう映画でした。でも、紀里谷監督としては、もっともっとやりたかった!と思っているかも知れませんね。それでも、監督のこだわりを強く感じる映画でした。
  
時は、戦国時代末期。日本人の一番好きな時代の話です。誰もが知っている織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の、御大3人が登場しますが、時代考証も、歴史も、なにもかも、全てが、フィクション化しています。 
いっそのこと、パラレルワールドだと言って!と、思う人も多いでしょうが、まあ、石川五右衛門自体が、謎に包まれた人物なので、ついでに時代そのものも、こうしてしまいましたと言うところでしょうか。
  
何しろ、全てが、今までの常識を覆した映像で、作り物っぽくて、派手で、かっこよかったです。さすが紀里谷さん。映像美がすばらしいですね〜。 
「CASSHERN」は、私自身が”キャシャーン”そのものを知らなかったため、ストーリー的には、マイチでした。でも、今度のこの作品は、日本人がみんな知っている時代を舞台として、そこにフィクションを加えたところが、分かりやすくて、意外性と、面白さがひろがりました。こういうところは、目の付け所がいいですよね〜。
  
おまけに、俳優さんたちも、力演、熱演。 
主演の、石川五右衛門役の江口洋介が、すごく良かったです(^^)。表情も、アクションもとても迫力があって、魅力的でした。 
今まで一度もいいと思ったことのない大沢たかおの演技も、今回は、素直に良かったと思えました(^^)。 
他のキャストも、メイクのせいか、それとも映像処理をしているのか、いつもと違った雰囲気で、映画の世界に溶け込んでいて、統一性を感じました。
  
いかにもCGだなと思う箇所も多々ありましたが、目がそれに慣れてくると、あまり気にならなくなり、全体的には、満足しました(^^)。でも、歴史好きな人からは、ブーイングが出るかも(^^)。(2009,05,02)
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