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1970年 アメリカ コメディー・戦争

<監督>ロバート・アルトマン
<キャスト>エリオット・グールド , ドナルド・サザーランド , トム・スケリット , ロバート・デュヴァル

<ストーリー>
朝鮮戦争中のMASH(陸軍移動外科病院)に、医師のトラッパー(エリオット・グールド)と、ホークアイ(ドナルド・サザーランド)が新しく着任した。彼らは、腕は、一流だが、私生活はやりたい放題で、次々と問題を起こし始める・・・。

<感想>
スティーブ・マックィーンの映画だとばかり思いこんでいたのですが、私の思い違いでした(^^;。
いつまで経っても出てこないので、焦りましたよーーー、何処でどう間違えたんでしょう(^^;。

気持ちを切り替えて、見続けると、色々ないたずらの首謀者であるホークアイを演じているのは、若きドナルド・サザーランドではないですか。
彼は、顔が長いので、ちょっと私の趣味の顔ではないのですが、目元涼しく、なかなか素敵です。息子のキーファーよりも、いい男ですね〜〜(^^)。

ストーリーは、野戦病院で、次から次に運ばれてくるけが人を、医師と、看護師の連係プレーで、次々と手術や治療をする優秀な医師たちの物語です。
ただ、その医師たちが、何とも、めちゃくちゃな人たちで、それが、そのままこの映画の魅力となっています。

彼らがしでかすことといったら、かわいげのあるいたずらを通り越して、下手をすると今なら、人権問題にまで広がりそうな、ぎりぎりの悪趣味さです。
中でも、目の敵にされた、看護婦長、可哀相でしたーーー(T_T)。いくら、嫌な女でも、アレは、酷いなーーーと思いつつ見ていましたが、後になると、結構、楽しそうに、あの環境に順応していたので、救われました(^^)。

舞台となるのが朝鮮戦争なので、戦時中なのに、彼らは、理由を作って、日本にゴルフに来たり、日本の歌がラジオから流れるところもあったりして、こんな環境だったのかと、面白かったです。

映画の中には、戦争シーンは、ないのですが、戦争という狂気の中では、真面目になんかやっちゃいられないという、彼らのぎりぎりの思いも感じられました。
また、映画の冒頭に流れる主題歌が、「自殺は苦痛じゃない」というすごい歌で、最初から度肝を抜かれた映画でした。(2007,06,14)



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