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2009年 日本 サスペンス・アクション    
  
<監督>岩本仁志 
<キャスト> 玉木宏 ,   山田孝之 ,   鶴見辰吾 ,   石田ゆり子 ,   石橋凌 ,  山本裕典 ,  山下リオ 
  
<ストーリー> 
16年前、沖之真船島で、島民全員が一夜にして虐殺されるという事件が発生したが、何故か、この事実は政府によって闇に葬られてしまった。しかし、その時、2人の少年が奇跡的に助かり、二人は、それぞれ異なる道を選んで、生きていた。一人は牧師として、そして、もう一人は、復讐を誓って・・・。
  
<感想> 
予告編を見たときから、面白そう〜!絶対見たい〜〜!!と思っていました。 
でも、イマイチ評価が良くないんですよね(^^;。 
原作は、生誕80周年の手塚治虫。どうやら、原作を知っている方の評価が著しく悪いようです。 
私は、原作を知らないので、どんな話なんだろうと、楽しみでした。
  
冒頭の身代金受け渡しの逃走劇は、なかなかスリリングで、最初から引き込まれました。手が届きそうで、届かない、焦燥感がたまりません!! 
そして、その逃走劇の驚くべき結末。何故彼が、そんなことをして、そして、いったい何がしたいのか?!この映画への期待ががさらに高まりました!(^^)。 
でも、ひょっとして、ここが一番面白いところだったかも!?(^^;。
  
謎の解明や、クライマックス部分は、思ったほどの壮大さがなく、こじんまりとした感じ。普通のTVドラマのようで、ちょっと・・・というか、だいぶ、がっかり。私が期待しすぎたんでしょうかねぇ。 
でも、期待してなかったら、普通に面白く見られるのかもしれません。実際、私の隣の席の小学生(!)連れのお父さんは、「面白かった〜」と、いたく感動してましたから。ちなみに、子供の方は、「グロかった・・・」と、つぶやいてました・・・(^^;。
  
どういう役回りなのかよく分からなくて、違和感がありまくったのが、牧師役の山田孝之。これが、全く似合っていないんですね・・・(^^;。しかも、玉木宏が演じる結城美智雄との現在の関係性が今ひとつ分からず、「世界を救うのは、祈りか。破壊か。」というほどの、はっきりした対立も感じられませんでした。
  
一方、玉木宏は、5年前にオファーを受けたときから楽しみにしていたというだけあって、悪役をきっぱりと演じきっていました。あまりにも、その悪役ぶりがぴったりだったので、見終わって、もう、玉木宏は、お腹いっぱい!って感じまでしてしまいました(^^)。 
それから、彼らを追い詰める刑事役の石橋凌さん。頑張ってはいるのですが・・・もうちょっとダイエットしてください・・・(^^;。
  
不安をかき立てるような音楽と、印象的な主題歌は、良かったと思います。(2009,07,04)
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