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「カルチェ・ラタン」 佐藤賢一 2001.04.09







1536年。セーヌ河左岸に広がる学生街、カルチェ・ラタン。
眉目秀麗、頭脳明晰な修道士と愚図で奥手の夜警隊長が遭遇する怪事件の数々。
捜査を進める二人の前に、やがてある人物の影が。
神とは?信仰とは?深遠なテーマに迫る本格西洋歴史小説。(帯より)


ちょっと頼りない、パリの夜警隊長ドニと、彼が、師と仰ぐ、秀才中の秀才、ミシェルが、
パリの町に起こる事件を、次々と、解決してゆく。
そして、話は、カソリックと、プロテスタントの宗教談義にまで及んでゆく。
宗教とは、縁のない生活をしているので、この宗教談義が始まると、読み進めなくなって、
読み終えるまで、1ヶ月もかかってしまった(^^;。
でも、このドニ君が、かわいくて、なんとか最後まで読めました(^^)。
そして、時々、聞き覚えのある名前も・・・フランシスコ・ザビエル、
ノートルダムの鐘撞き男、レオナルド・ダ・ヴィンチ・・・。
この時代に、興味のある人は、必読かな。