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「スリル」    片瀬二郎 02.03.04



 



ゲームがはじまる。ゲームの流れは参加者にはどうすることもできない。
「スリル」という名のゲームに参加した5人の男女は、ルールに従い…。
ENIXエンターテインメントホラー大賞受賞作。(「MARC」データベースより)


5人のうち、最後に残った者だけが、皆にかけられていた保険金全額を受け取ることが出来る。
いわば、サバイバルゲームです。
この設定は、「バトル・ロワイアル」によく似ていました。
でも、こちらの方が、描写がずっと凄惨、ラスト近くは、もう、これでもかって感じです(T_T)
読んでて一番に思ったのは、文章中に多用される(かっこ)が、読みにくくてしょうがないという事でした。
それに、ルールの説明が、もひとつよく分からなかったです。
ん?と思って、読み直しました。
あれで、参加者は、納得して、ゲームを始めることが出来たのでしょうか。
そういう訳で、いったいどんなゲームなんだろうと、前半は、興味津々で、読めました。
でも、後半は、つまらなかったです。
こんなん、どんどん○○すればいいじゃない、と思う私は、せっかちなのでしょうか(^^;
特に、最後のもたつきは、グロいだけで、いただけませんでした。
まあ、このゲームの裏の組織とか、仕組みが、謎のままになってるのは、それなりに良かったと思いますが・・・。