「捩れ屋敷の利鈍」　　　 森博嗣　02.04.01


秘宝”エンジェル・マヌーバ”が眠る”メビウスの帯”構造の捩れ屋敷。
密室状態の建物の内部で死体が発見され、秘宝も消えてしまった。
さらに、完璧な密室に第二の死体が！
招待客は保呂草潤平、そして西之園萌絵。
探偵は前代未聞の手法によって犯人を言い当てる。 （裏表紙より）


久々に森さんの本を読みました。
密室ものも、久しぶり。
奇抜な建物は、「笑わない数学者」を彷彿とさせます。
メビウスの帯を半分に切ったらどうなるか・・・？　
頭で考えても分からないので、実際に作ってみたりしました。
ほぼ予想通りの結果(^^)。
こんなちょっとした頭の体操が楽しいです。
この作品は、私の苦手な、Ｖシリーズなのですが、萌絵が出てるので、読みやすかったです。
メインの、捩れ屋敷と、その各部屋の鍵の法則が、ややこしくて、何度も読み返しました。
そんな努力をしながら読んでも、結局、謎解きは、出来ないのだけれど・・・（＾＾；。
読み終えても、疑問の残る終わり方（＾＾；。

気になるのは、本の最初の黒い袋とじです。
私は、図書館で借りたので、いったい何が入っていたのか分からないのです（泣）。
ちゃんと買って読んだ方、こっそり教えてくれたら、非常にうれしいのですが・・・・（＾＾；
それからもう一つ（＾＾；。
保呂草を、驚愕させた事実とは？？
も一つおまけにこの題名の利鈍とは？？
・・・結局、何にも分かってないのね、私・・・