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「著者略歴」 
ジョン・コラピント 2002.05.29



事故死した友人の小説を盗作した青年。彼を待ち受ける栄光と名声、そして転落・・・・・。
スティーヴン・キングをして「ヒッチコックの最高傑作に比肩するスリラー」と言わしめた、異能の大型新人のデビュー・ノヴェル。 (折り返しより)


久々に読み応えのある小説を読みました。読み出したら止まらないというのは本当です。次にどうなるのかが早く知りたくなる、そんな本でした。
映画好きな私が、しばらく映画を見ずにこの本ばかりを読んでいたのが、何よりの証拠です(^^)

作家としての夢を持ちながらも、なかなか書けない、青年の手に転がり込んできた盗作への誘惑。この誘惑に抗うことが出来るのか。そして、その行為の結果、当然の報いを受け、葛藤し、煩悶する青年。
読んでいて、その結末は、うっすらと分かってくるのですが、それだけでは終わらないのがこの小説でした。最後の最後まで、楽しませてくれます。もし、自分だったらどうするか。そんなことを考えながら読みました。
そして、何よりうれしいのが、この本が、ドリーム・ワークスが映画化権を買い取ったと言うこと。本当に、トム・クルーズと、スティーヴン・スピルバーグのコンピで(もしくは他の俳優さんで?(^^))、映画化されるかも? 楽しみです。

原題は『ABOUT THE AUTHOR』